【海外体験】世界の身長の話し

エッセイ

Mutsi(ムッツィー)の世界探検隊。今日は、身長のお話し。

以前、ドイツに添乗員として行った際、男性のお客さんがトイレ休憩から戻ってきたら、口々に

おしっこしようとしたら、便器が高い位置にあって、届かなかったから、子供用を使ったよー

なんて言って戻ってきた。

別のツアーでは、スウェーデンから、ドイツ、イタリアと南下していった。

イタリアに着いて、しばらくたったら、お客さんが、

「いやー、イタリアにきて、ようやく、身長が我々に近くなったから、親近感沸いて、ほっとしたよー。何だか、今までずっと見下ろされた感じがしちゃってねーー。」

なんて笑いながら言っていた。

なんとなく言いたいことは、わかる。

世界の身長については、様々なデーターがあるのだが、自分の経験に近いデータは、以下の通りだ。

**男性**

世界152か国 平均身長 172.9cm

*大陸別の平均値*

ヨーロッパ大陸 178.1cm

北アフリカ、アジア、オセアニア170.0 cm

アメリカ 171.9cm

平均身長が最も高い国は、オランダで183.8 cm

最も低い国は、東ティモールで160.0 cm

日本人 168.0 cm

***女性***

世界149か国 160.4 cm

*大陸別の平均値*

ヨーロッパ大陸 165.0 cm

北アフリカ、アジア、オセアニア158.0 cm

アメリカ 159.6cm

平均身長が最も高い国は、オランダで170.5 cm

最も低い国は、グアテマラで148.7 cm

日本人 154.05cm

私は、170 cmなのでオランダサイズだ。

オランダ旅行に1週間ほど行き、帰国後、成田から電車に乗ったら、なんだか、自分が急に巨人になった感じがした。

オランダにいた時は、普通サイズの私だったからだ

オランダ人がなぜ背が高いのかというデーターの中に、

「酪農国により、名産である、チーズを中心にカルシウム豊富な乳製品をよく取るから。」

と出ていた。

しかし、私は、チーズをはじめとする、乳製品は、得意ではない

だから、牛乳信仰は、一理あっても絶対ではない。

遺伝は、あるかもだ。

母は、団塊の世代で160cmあったので、高い方だった。ちなみに父は、160cmで低かった。

私は小さい時から、大きなステーキをペロっと平らげていたそうだ。

食べることが好きだったから、背が伸びたんだと思う。

そういえば、南米旅行に2011年の東日本大震災の時にちょうど行っていた。

アルゼンチン、チリ、ペルーを周ったのだが、アルゼンチンが南米のパリと称されるだけあって、フランスぽかった。

西洋人が多く、背が全体的に高い人が多かった。

ペルーは、人種がぐっーーーーーと私達アジア人に近くなり、ずんぐりむっくりの体形の人が多かった。

顔も、日本人の友達を彷彿させるような人がいたり、なんだか身近に感じた。

アルゼンチン。タンゴの発祥の地。
マチュピチュのあるペルーのホテルで働くご夫婦。柔らかい笑顔。

私は、背が高くてよかったと思う

添乗員の時は、遠くからでも見つけやすいとお客さんに言われた

クルー時代は、機内のオーバーヘッドロッカーを閉める時に手が届くので楽だ

各航空会社の採用の際に身長制限がある一番の理由は、これなのだが、ギリギリで合格した人は、いつも大変そうだった。

また、満員電車に乗っている時も頭、1つ出るので、それも助かる。

身長については、こんな余談がある。

友達の旦那さんが中国での海外駐在員となったので、彼女も一緒に中国で生活した。

2年間の滞在の間に、旦那さんの身長が2cmも伸びた

その会社では、2年ごとに中国への駐在員派遣があるのだが、皆、身長が伸びて、帰国するらしい

彼らが思うに、中国の肉にホルモン剤が結構入っていて、その影響じゃないかと

あくまでも、噂レベルなのだが、なんだかちょっと真実味があって怖いなーと思った。

日本も江戸時代は、現在よりも身長が10cm以上も低かったそうだ。

栄養を取るようになり、身長も寿命も伸びた。

技術革新の結果、人間のサイズも時代によって変わる。

今も身長が低い国は、平均所得の低さと比例しているというデーターもある。

お金が足りず、十分に栄養を取れないと身長も伸びないだろう。

また、食品添加物、フードロスなど、食にまつわる問題はまだまだ山積みだ。

これから、また100年後、人間のサイズはどうなっているのかな?なんてふと考えてしまった。

というわけで、本日はおしまい。またねーー

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