2024年6月末から7月にかけて、2週間、ウズベキスタンを旅してきた。
ハイライトがこちら↓
一番の思い出は、地元民の家族の夕食会に、飛び入り参加したこと。
その1↓
そして前回は、こちら↓

私達は、自分達が頼んでいた、ホテルの夕食を満喫。
お腹もいっぱいでゆっくりしていたのだが、ムチュミラブコールが止まないので、ラブコールに応えるべく、彼らがいる、ユルタに戻った。
すると、やはりユルタの中が暑すぎたので、テーブルごと、外に引っ越していた。
さっき、マリネしていた、肉は、網に挟まれて、釜でいい感じに焼かれていた。
うわー、これは絶対美味しいと思う。

こちらも夕食が始まっていた。
皆、手で食べていた。
フォークなど使わない文化らしい。
私は既にもうお腹がはち切れそうだったのだが、彼らの夕食も手でちょっといただいてみた。
羊の煮込みは、玉ねぎがいっぱい刻んであって、とてもしょっぱいのだが、家庭の味でおいしかった。
ミユキは、またもやウォッカショットに長男に呼ばれて、5杯、クイっと言っていた。
長男が、人差し指を立てて、「イチグラム!」とショットを差して言ってきた。
それが「ちょっとだけ!」って意味らしく、日本語の1グラムもある意味、ちょっとなのでなんか意味が一緒でおもしろいって思った。
そして、もう一つ、席の位置もこの家族のしきたりがあるようだった。
子供達は、テーブルが大人でいっぱいなので、床にお皿を置いて、食べていた。

皆、床に座るのが普通らしいが、子供達は最初、正座をお行儀よくしていた。
そのうち、足を崩してリラックス。
男性は、あぐら、女性も足を崩して、いわゆる「女座り」をしていた。
私は、日本人なのに正座ができない。
皆が、妙におもしろがって笑っていた。
そうしているうちに、ようやく夕陽の時間になった。
ウズベキスタンの6月末の日の入り時刻は、20時過ぎだ。
360度砂漠の中に落ちる夕陽は美しい。

静かに夕陽を見たいが、今日は、そうは勝手は許さず。
私達は、有名人になったかのように、この家族たちとの集合写真を撮られるモデルとして大忙しだった。
そして、また、見知らぬ人にビデオ電話していて、中継も数回入った!!
始めは、恥ずかしそうな、子供達3人だったが、ひょんなことから、私達との鬼ごっこが始まった。
色々な所に隠れながら、追いかけまわして、3人が尋常じゃないはしゃぎぶりで、キャッキャ喜んでいた。
なんか、日本の子供達よりもずっと無邪気だなって思った。
暗くなり始めて、今度は、また民族舞踊のあのダンスが始まった。

ガンガンに音楽をかけていたら、このユルタキャンプのオーナーのラニアさんに怒られた!
だんだん深刻な雰囲気になったので、皆、片付け始めた。
彼らは、宿泊ではなく、夕食の家族の集まりにこのユルタを使ったようだった。
おっと!ということは、ここでお別れね!とちょっとほっとした。
素晴らしき体験だが、この「ムチュミ」コールだけの会話は、これ以上、もたない!!!
皆で、ハグをして、いよいよお別れと思っていたら、まためげずに、民族舞踊の音楽をかけ始めた。

10秒でラニアさんに怒鳴られ、舞は、終わり、ようやくサヨナラになった!!
ラニアさんは、女性オーナー。とてもてきぱきしている。
翌日、昨日何かあの家族で問題があったのか聞いてみた。
どうやら、私達が、慣れない地元の食事を口にして、もし、体調を崩したりしたら、責任が取れないので、勝手な真似をしないように指導したとのことだった。
また、ユルタの絨毯を外に出して大宴会になったのも、予定外だったそう。
あくまでもユルタの中で過ごすようにということだったらしい。
そんなこんながあったが、私達には、最高の思い出ができた。
彼らが退散して、急に、静かなキャンプ場になった。
ミユキと2人で夜空の星を見上げに行った。
もうぎっーーーーしり星が空に詰まっていた!

星に見とれていたのだが、キャンプの飼い犬が、ミユキにじゃれて、エスカレートしてしまい、ラニアさんに助けを求めて、なんとか収まった。
「今日は、もう寝た方がいいね」となり、ユルタに戻った。
夜は、真っ暗なので、ユルタの電気に吸い寄せられて、大きなバッタが、部屋に入ってきた。
私は、ビニール袋の中にバッタをおびき寄せて捕まえるのがどうやら得意というのが、今回判明!
捕まえては、外に逃がし、トイレから戻り、部屋に入ったら、またバッタがいるので、捕まえてという行動を3回くらいしてようやく眠った。
さてさて、この家族の娘の世代、つまり私達と同じくらいの年の子が、お別れの際、ウズベキスタン版、LINEのアカウントを持っているか?と聞いてきた。
当然持ってないので、結局WHAT’S APPのアカウントを交換した。
すると砂漠から戻った翌日の朝から、ガンガンにテレビ電話が入ってきた。

家族全員の中継状態なのだが、何せ、言葉が通じないのは、相変わらず一緒。
同じ空間にいるのと違って、電話越しは正直きつい!!
それでも、しばらく、毎日電話がかかってきたのだが、気が付かないふりをしているうちにとうとう諦めたのか連絡がなくなった。
彼らは、今日も一日、誰かと何度ももテレビ電話をしていることだろう。
それにしても楽しかった。
カラカラパクスタンの皆様との晩餐は、この2週間のウズベキスタン旅行の中で、1番の思い出となった。
<思い出ブログ>
またまた秋の味覚。モロゾフパンプキンプリン、今年も食べなくちゃ!